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緊急災害時用浄水器

Water Purification System for Emergency and Disasters















株式会社原田製作所








現在、地震や津波・火山の噴火や大洪水など、予測不能でこれまで経験
したことのない様々な災害が多く発生しています。


災害時には、ライフライン(水道・電気・ガス)が寸断され、ほとんど機
能しなくなってしまいます。このような災害直後の状況で、重要なもの
は生命を維持する飲料水の確保です。被害を受けた上水道などが復旧す
るには、8日間以上の日数が必要とされています。






製品の特長

電源

電源はDCI2ボルトの直流電源のため自動車のシガーライターソケット
又は、アクセサリーソケットが使用できます。このため停電の場合でも
原水があればどこでも飲料水を得ることができます。
なお、各フィルターの連結は無配管システムとなっており、水漏れ等の
故障を完全に排除した、特殊構造となっていますのでメンテナンスが不要です。

<
処理システム

6筒の浄水システムにより、原水中の微細粒子や有機物、トリハロメタ
ン等の発癌性前駆物質、および病原菌や細菌類を効率的に除去します。
◆ プレフィルター:微細な砂粒子や木の葉等の夾雑物を除去します。
◆ 一次フィルター:主としてマイク口粒子群を除去します。
◆ 二次フィルター:コロイド粒子群を除去します。
◆ 三次フィルター:水の異臭味成分や有害重金属等の無機イオンを除去します。
◆ 四次フィルター: 大腸菌の100%除去及びその他細菌類の除去作用と
ナノミクロンオーダ一 の化学汚染物質を除去し、最終的な安全な水とします。



使用方法について

● 本装置により精製される飲料水は、殺菌剤は含まれておりません。
● 精製された飲料水は、清潔な容器に取り入れ、できる限り早めにご使用ください。
● 取り扱いに際しては、取扱説明書をよく読んで行ってください。
● 改造による使用はできません。
● この浄水器は日本国内用です。日本国内以外では使用出来ません。
● その他、具体的な詳細は、おたずねください。





取扱説明書(作業手順)






1. 原水を必用量採水する。 (原水の採水量は余裕をもってご用意ください。)"
※最大処理能力は500〜800リットル。(原水の水質によります。)

2. 電源を準備する。12Vシガーソケット又はアクセサリーソケット付の車輌を用意
する。

3. 電源コードと本体側ソケットを接続する。 

4. 原水吸水用ホース@を原水用カプラーAに接続する。
(図解A:カプラー外周のリングBを後方に押し込み、原水側カプラーインナーC
を差し込み、外周リングBを元の位置まで戻す。)

5 プレフィルター付の原水吸水ホース@を原水に投入する。

6 浄水用ホースDを浄水用カプラーEに取り付ける。

7 浄水用容器Fに浄水用ホースを差し込む。

8 浄水器電源スイッチGがOFFになっていることを確認。

9 電源シガーソケットHを車のシガーライターあるいは、アクセサリーソケットに 差し込む。

10 電源スイッチGをONにし、浄水をスタートする。

11 浄水器を再使用する場合はできるだけ3日以内に行ってください。
(浄水器使用後3日以上経過するとフィルター内に雑菌が繁殖するおそれがある
ため)

12 最大浄水量を超えた後、さらに使用する場合は、有料で整備し返却しますの
で再整備します。  (送り先・問い合わせ先へ一旦返却してください。)>



仕 様

● 最大処理能力は3リットル/分で、約4時間で200人〜250人分の1日に要する飲料水
が確保できます。
● 電源はDC12Vで車のシガーソケット等に簡単に接続できるため水源の遠近によらず
どこでも採水ができます。
● フィルター類は逆浸透膜を利用すると純水を造ることになり膜でミネラル分がほとん
とんど除去され味気のない水となってしまいす。本製品では逆浸透膜を利用していな
いためミネラル分が多く体に良い安全な水が供給できます。
● 寸法、重量とも他社製品よりコンパクトで軽量であり緊急時の移動性が良い作りと
なっています。


注意事項 !

◆ 原水として推奨される水
汚染の低い河川水、湧水、地下水、プール水、雨水貯留水、風呂水など濁り
の少ない水。

◆ 原水として使用できない水
海水、魚が棲息できない水、工場排水が混入している水、藻類が異常に発生している
ため池や湖沼の水、工場排水や重金属類・農薬等有害化学物質で汚染された水。

◆ この浄水器は日本国内で使用できます。 日本国外では使用できません。




水質試験結果

検査項目

単位

原 水

WPS500浄水後

水道水質基準

一般細菌

CFU/m

*88000

7

100以下

大腸菌

 

*検出

不検出

検出されないこと

鉛及びその化合物

mg/

0.001未満

0.001未満

0.01以下

シアン化物イオン及び塩化シアン

mg/

0.001未満

0.001未満

0.01以下

硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素

mg/

5.5

5.6

10以下

塩素酸

mg/

0.05

0.05未満

0.6以下

クロ口酢酸

mg/

0.002未満

0.002未満

0.02以下

クロロホルム

mg/

0.001未満

0.001未満

0.06以下

シクロ口酢酸

mg/

0.002未満

0.002未満

0.04以下

ジブロモクロロメタン

mg/

0.001未満

0.001未満

0.1以下

臭素酸

mg/

0.001未満

0.001未満

0.01以下

総トリハロメタン

mg/

0.001未満

0.001未満

0.1以下

トリクロ口酢酸

mg/

0.002未満

0.002未満

0.2以下

ブロモジクロロメタン

mg/

0.001未満

0.001未満

0.03以下

ブロモホルム

mg/

0.001未満

0.001未満

0.09以下

ホルムアルデヒド

mg/

0.008未満

0.008未満

0.08以下

亜鉛及びその化合物

mg/

0.005未満

0.005未満

1.0以下

鉄及びその化合物

mg/

0.038

0.005未満

0.3以下

銅及びその他の化合物

mg/

0.005未満

0.005未満

1.0以下

塩化物イオン

mg/

15

16

200以下

蒸発残留物

mg/

240

200

500以下

有機物(全有機炭素(TOC)の量)

mg/

1.0

0.3未満

3以下

pH

 

8.5

7.5

5.8~8.6

 

異常なし

異常なし

異常でないこと

臭気

 

異常なし

異常なし

異常でないこと

色度

4.1

0.1未満

5以下

濁度

1.7

0.1未満

2以下


判定: 上記項目について、浄水後は水質基準に適合
※検査機関(環境未来株式会社 分析センター)の最新結果報告書を添付。
※採水場所名 :埼玉県和光市 白子川
上記検査項目のうち、*印の項目は水道法の水質基準に不適合です。検査結果欄に未満と表
示されている数値は定量下限値を示します。
分析機関 環境未来株式会社分析センター
検査期日: 平成25年8月22日~平成25年8月29日検査方法: 平成15年厚生労働省告示代261 号



トラブル発生時の対処法

作業手順通りに段取りしても浄水が出ない。

@ 原水取水プレフィルター部が完全に原水中に埋没しているか確認。
A ポンプが作動しているか。
(電源がONになっているか。ポンプの作動音もしくは振動がするかを確認。)
B フィルターハウジングに大量の空気が入った時は本機の性能維持の為、空気を抜
く事が必要です。
(フィルターハウジングに大量の空気が入ると、浄水の出が悪くなります。浄水吐出量
は約3リットル/minが目安です。)

<空気を抜く方法>
1. ポンプSWをOFFにする。
2. 空気の入っているフィルターハウジングを緩める。
(フィルターハウジングの外周部を両手でしっかり持ち左回りに緩める。ポンプの
スイッチをOFFにしてから約15秒程度経過しないと緩みません。)
3. ポンプSWをONにする。
4. フィルターハウジング取付部より空気が抜け原水で一杯となる。
各フィルターハウジングに空気が残ってないのを確認後ポンプSWをOFFにする。
5. 約2〜3分後に各フィルターハウジングを右回りに強く締める。
6. ポンプSWをONにしてフィルターハウジング取付部より水漏れがなけ
れば空気抜き完了です。


フィルターハウジング取付け部から水が漏れる。
(フィルターハウジング外周部を両手でしっかり持ち右回りに締める。緩めるときは左に
回します。)

ポンプの異常音
ポンプは処理水圧が許容圧力に近くなると、作動のオン・オフを
繰り返すようになり、この時力チカチと音がするようになります。
この音は異常音ではありませんので留意ください。かなり頻繁に
音がするようになったら電源をOFFにして下さい。

※当浄水器は改良の為、仕様・外観は予告なしに変更する場合があります。